昨日+本日と2日間お休みを頂いて有難うございました。
「甲種防火・防災管理者講習」を受講していたのですが、お陰様で講習修了資格を取得してまいりました。
この「甲種防火・防災管理者講習」と言うのは、消防法に基いて認定された防災管理上必要な業務をきちんと行うための責任者の資格です。
今回はお教室の移転に伴って必要事項だったため受講して来たのですが、スタジオ運営責任者として今回の学びはとても大きく、
お休みを頂いてしまいましたけれどもこの機会に受講出来て本当に良かったです。
講習では消防署の講師の方々の現場実体験を含めた過去の災害記録や原因から始まって、
災害の基礎知識/火災を起こさないための予防管理/万が一火災が起こってしまった時に被害を最小限に留める為の自衛消防の基礎知識や重要性/災害対策/防火・防災管理の進め方etc.....
日常ではお恥ずかしながらとても思い至らなかった部分まで学べたのがすごく為になりました!
実習では、消火器を生まれて初めて実際に使えました。
頭の中では「ピンを抜いてから→レバーを押すんだよね」と教科書知識で知ってはいたものの、
実際に触れてピンを抜く感じや、消火器を持ち上げた重さとレバーをぐっと握る感じ、
これくらいの圧で消火剤が出るんだな・・なんてことを実感すると、感覚を体で覚えられた感じがしました。
勿論「ない」のが一番ですが、万が一消火器が必要な時には躊躇せずに使えるはず。
2日間という短期間で一度に知識を詰め込んでしまったのでまだ付け焼き刃感は否めないけど、
自分の中でもう一度ちゃんと整理して防火や防災に関しての知識は頭と身体に染み込ませておきたいなと思いました。
防火・防災の観点で見てみると、少なくともスタジオにお越し頂いている時間は皆さんの大切なお体だけでなくて、
かけがえのない「命」をお預かりしているんだと改めて痛感しています。
決して大げさな思いではないと信じています。
火災や地震含め災害に巻き込まれてしまう可能性はいつでも誰にでもあるのだとしたら、
「その時」にどう冷静に判断して行動に移せるのか、
日頃からの心がけが大事なんだと本当にそう思いました。
そう、講座の中に出てきた東日本大震災でのお話ですごく心に残っている事があるんです。
岩手県釜石市内の小中学校では3・11の震災以前に津波からの避難訓練を8年間重ねていた成果から、東日本大震災時には約3千人の生徒さんたちが即座に避難できて、
子どもたちの生存率は99、8%だったそう。
その後釜石市には「津波記憶石」という石碑が立てられそこに地域の子どもたちのメッセージが沢山書かれているそうですが、
その中にある「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて!」という言葉を聞いた時にはなんとも身と心が引き締まる想いでした。とても。
実際に身体を動かしてみて初めて理解できることとか、
重要と言われていることを「本当に重要なことなんだ」と認識できる感覚ってあると思うから、やっぱり実践って大切ですね。
これまで大丈夫だった訳だしきっと大丈夫よね、と過信は絶対にしません。
これまでよりも防火・防災に意識を充分注いでスタジオ管理をして行きたいと思っています。
まずは、火災を起こさないためのスタジオ作り。
それでも万が一起きてしまった時の対処法。
更にもし災害が起きた時にどう判断し対応できるのか。
新しいスタジオにも安心してお越し頂ける様、今後の危機管理についても沢山考えて実践してみますね。
最後まで読んで下さって有難うございました☺
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