2016年12月26日月曜日

【ヨガヘヤ温活部】身体を芯から温める生姜の摂り方。

こんばんは。
今日は久しぶりの【ヨガヘヤ温活部】です。

12月とは思えない春のような陽気が2,3日続いたかと思ったら、
突然の寒さがやってきました。
これまでが暖かかっただけに、風の冷たさが身にしみます。
こんな日はお鍋など温まるお食事で体の内側から温まりたいですね。


今日はからだぽかぽか食材《生姜》のお話をします。
体をあたためる食材として「生姜」はもうすっかり有名ですが、
実は、生姜は食べ方によって効能が全く違うのはご存知でしょうか?

生姜の主な成分は「ジンゲロール」と言います。
しょうが特有の辛味成分の元となるものです。

このジンゲロールはフィトケミカル(植物由来の化学物質で抗酸化力や免疫力を上げるのに有効な成分)の一種であり、血管を拡張し血の巡りを促す作用が非常に高いです。
「体の内側から末端部分に熱を運ぶ」のがこのジンゲロールの特徴で、
殺菌作用や免疫賦活作用、整腸作用などもあることから
生のしょうがは風邪予防やウイルス対策などにおすすめです。

そして、このジンゲロールを加熱したり乾燥させたりした際に
成分の一部が変化して生産されるのが、「ショウガオール」です。
ショウガオールには胃の内壁を刺激し「身体を深部から温める」と言う
特徴があります。

ジンゲロールもショウガオールも「血行を良くする」には変わりないのですが、
その働き方が違うので、状況によって使い分けられるといいですね。

背中がゾクゾク、風邪を引きそうと感じた時などは、
免疫をあげて熱を発散、殺菌作用の高い生の生姜(すりおろし等)を、
じっくり体を芯から温めて冷え性改善に繋げたい時には加熱、または乾燥した生姜を・・・
という風に🎵✨

東洋医学の考え方でも
生のしょうがは「生姜(しょうきょう)」、乾燥したしょうがを「乾姜(かんきょう)」と分け、
生姜(しょうきょう)は発汗により熱を発散させたり咳や吐き気を治める作用などがあり、
乾姜(かんきょう)は生姜よりも体の深い部分に熱を届け内臓を温めるとされます。

ところで、生の生姜はすりおろせば簡単だけど、
乾燥生姜ってどうやったらいいの?って思った方いらっしゃいませんか?
私も常備して毎日摂っているオススメの【乾燥生姜】の作り方をご紹介しますね!


★身体を芯から温める乾燥生姜の作り方★

《1》生姜を洗って(水気はよく切って)、1mm程度にスライスします。
スライサーがあると便利ですよ。

《2》オーブンを余熱100度で設定(100度を越えると成分が壊れるとのこと)し、
60分加熱します。
本来は天日干しにしたいところですが丸1日と時間がかかるので、
気軽に続けるために私はオーブンの方法で作っています。
(時間がある時には天日干しはオススメ。ネットなどに入れて風通しを良くして干すと、
天候にもよりますが1、2日ほどで出来ます。)

《3》オーブンに入れて60分で大体こんな感じ。
水分がしっかり飛んでいたら完成です。
オーブンの癖があると思うので様子を見ながら調整して下さい。

《4》出来上がりです。
私はスープに入れたりお料理によく使いますが、
紅茶に入れたり水で煮出してはちみつを合わせたドリンクにしてもいいですね。


ジンゲロールとショウガオールのいいところを効率よく得られる
乾燥生姜、是非お試しください。
身体もこころもあたためて、パワーの落ちがちな冬を乗り切りましょう✊✨

それではまた〜


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